以前、設立した一般社団法人のご支援で、事務局理事の方のパソコンのキッティングをお手伝いしたことがありました。
IT リテラシの高い方ではなかったので、Windows 設定、Office 設定、メール設定、セキュリティ設定、ブラウザ設定、必要なソフトのダウンロードなど、自分の PC 設定ではない分、非常に気を使いましたが、法人としての PC 操作において、自宅での PC 作業とのことでしたので、IC カードによる複数要素認証システム(ローレルインテリジェントシステム社)も導入頂きました。
このような自宅で作業をされる方々、つまり個人事業主の方々は、一般企業と異なり、会社が守ってくれるわけでない分、実は、パソコン自体に導入しなければならないセキュリティシステムや運用がいくつかあります。
【個人事業主に必須なパソコン環境と運用】
1. PC 本体が、落下衝撃に強いこと
2. IC カードや顔認証などの複数要素認証システムを導入すること
3. アクセスログを保存しておくこと
4. 暗号化システムを導入すること
5. ファイルの完全削除システムを導入すること
6. Windows Update は、毎日確認し、実施すること
7. イメージバックアップは、一ヶ月に一度は実施すること
8. 差分バックアップは、毎日実施すること
9. 完全ウイルススキャンは、二週間に一度は実施すること
10. 簡易ウイルススキャンは、毎日実施すること
特に大企業に勤めていた人がリタイヤしても個人事業主として仕事をするケースでは、今まで会社に全て面倒を見てもらっていたので、上記のような事が会社がやってくれていたなんて思いもよらない方が多いようです。
一般企業のセキュリティレベルでないと、大事なお客様の個人情報は、守れません。上記 10 項目は、最低限実施して下さいね!