世界の感染拡大に関する情報として、ジョンズ・ホプキンズ大学のポータルサイトや WHO の状況レポートを毎日のように見ますが、連日マスコミに報道されている日本の感染拡大状況を世界と比較したら、どうなのかを改めて確認したいと思います。下図は、現時点での感染に関する数値を感染拡大が続いている代表的な国に関して表にしました。
※ 発生から45日前後の感染者数は、正確な数値ではありません。
ここで注目したいのは、人口あたりの感染率と致死率、アウトブレーク発生から一定期間での感染者数です。
人口当たりでも最も感染率が高いのは、スペイン(0.41 %)、逆に最も低いのは、中国(0.006 %)です。日本でも、0.008 % と低い値です。
また致死率は、英国の 13.44 % を最大に、最小は、日本の 2.16 % となっています。
さらにアウトブレーク発生から 45 日前後の感染者数(表の値は正確な数値ではありません)では、断トツにアメリカが大きく、日本は、かなり少ないことが分かります。
一方感染対策として多方面で評価の高いドイツですが、感染の数値だけ見ると、感染率や致死率、一定期間後の感染拡大に関しては、日本よりも大きい数字を示しています。
医療崩壊が実際に起こっているヨーロッパや米国の一部地域など世界各国との比較において、現状は、まだ日本は持ち堪えているレベルなのだということが分かりますが、今後、アメリカやヨーロッパのような急激な感染拡大が起こらないとも限りません。現状の感染拡大防止策を引き続きよろしくお願い致します。