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模擬訓練体験勉強会で感じた訓練の課題と気付き

3/22(火曜日)15 時より、リスク対策.com 主催により模擬訓練の動画説明などを行いながらのウェビナー勉強会を実施致しました。1 時間という短い時間ながら、概ね好評を頂き、参加者のみなさま、動画制作にご尽力頂いた新建新聞社のスタッフの皆様に御礼申し上げます。

■ 主な内容
1. 災害対策ポータルサイトの作り方
2. 模擬訓練
3. 質疑応答およびディスカッション

 

本勉強会終了後、新建新聞社のスタッフの皆さまと行った反省会では、参加者の反応やリモート訓練の本質的な部分に踏み込んだディスカッションが出来ました。

 

特に、このようなリモート訓練での「気付き」という点で、私の方では予め、訓練経験による惨事のメンタルヘルスや正常バイアス防止、安全配慮義務への対応という副次的なメリットも申し上げておりましたが、実際に模擬訓練動画を解説していくと、本訓練のテーマであった、リスクコミュニケーションや対策本部長へのエスカレーションといった伝達技術的な部分の本質にフォーカスが当たり、リモートとは言え、口頭だけでは伝わりにくいため、災害ポータル上にアップした内容を見ながら簡潔に伝えることの意味、またその災害ポータルにアップする報告内容について、読み手(対策本部メンバーや経営陣)に伝わりやすい「整理」や「工夫」も重要であることを改めて強く感じた次第です。

 

今までのホワイトボード書きなぐりの伝達も即時性と言う点では仕方がないにしても、本質的に伝わっているか、という点での課題は同様であり、このような訓練で、この部分の改善の必要性は大いに皆さんに刺さったと思われます。

 

また、もしリアルな BCP 訓練を行うとしても、事前にリモートによる訓練を実施していれば、リアルな構成でのリスクコミュニケーションも同時に整理され、よりスムーズな訓練になるだろうということも重要な気付きであったと思います。

 

これらの事は、ドキュメント制作にも同様のことが言え、誰かが作ったテンプレートをそのまま改変するだけのドキュメントは、中々読み手にとって分かり難く、不親切であることも想像できます。

 

今回の参加者の方々の数や企業規模を見ても、例え大企業であっても、訓練実施に際しての「迷い」や「難しさ」が各社各様にあり、同時に訓練教育へのご要望も強く、今後も訓練に対してのコンテンツを充実させていく必要をひしと感じています。

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