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危機管理・BCP

リスク対策.com に投稿記事(第 15 回)が掲載されました(6/6)

6 月 6 日、「リスク対策.com」に、投稿連載記事(第 15 回)が掲載されました。

「実効性もスキル継承もかなりヤバイ」

第 15 回:大企業の BCP 問題を考える

現場と経営陣の意識の違い

本連載第 13 回で、5 連続災害への対応が急務とお話しましたが、現在の大企業の危機管理担当部門(現場)の意識として、2030 年代発生予想の南海トラフ地震のような迫りくる脅威への対応能力の自己評価は、経営陣が思っているほど高くないように見えます。

これは有事発生時、社長以外は当事者意識の低い経営陣と、危機意識が高くとも能力を不安視している現場組織とで対策本部が構成されるということですから、大きな問題に発展する危険性があるといわざるを得ません。

一般的に BCP は、企業リソースであるヒト、モノ、カネ、ジョウホウ、ブランドの”被災による損失”に対応していくことですが、BCP そのものにも「リソース」としてヒト、モノ、カネ、ジョウホウ、ブランドがあります。

例えば、十数年前に策定した震災対応 BCP が存在しているA社は、グループ企業も数社抱えている大企業だとします。数年に一度 BCP に対する内部監査を実施していますが、防災訓練ではない BCP 対策本部訓練は、コロナ禍もあり、この数年実施されないままです。 …

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