6 月 24 日、「リスク対策.com」に、投稿連載記事(第 16 回)が掲載されました。
「いまこそDXを使った事業影響度分析を」
第 16 回:首都直下地震の新想定を生かす(1)
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1. 事業影響度分析とは
事業影響度分析とは、例えば大きな震災有事に際して、被災が会社の事業に与えるマイナス要素(時にプラス要素)をつまびらかにし、対策を検討するための BCP 活動の一つです。有事における経営方針、企業戦略の策定ともいうべき重要な活動で、この活動によって被災リスクの高い立地からの移転や売上の低い商品の廃止などを判断できる場合があります。
分析といっても、実施することは実にシンプルです。事業(商品やサービス)の売上や利益に対応したランキングを定め、被災による社会や市場の変化を踏まえた重みづけをし、継続事業の優先度を決めたり、代替手段を考えたりするものです。 …