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商社の BCP 構築の特徴と事例

商社の BCP の特徴

  • 商社は、震災有事において、受発注管理、商品管理、物流情報管理が重要
  • 配送センターを持つことも多く、物流と密接な関係
  • IT リテラシが比較的高く、IT BCP も同時検討されることが多い
  • BIA(事業影響度分析)においては、定性分析よりも、売上げや利益などの定量分析に主眼が置かれるが、商品によっては、社会的貢献が明確な場合には、優先度設定が上げられる

商社 C 社の BCP 構築事例

  • リスクマネジメント ⇒ 危機管理 ⇒ 震災BCP 策定への流れ
  • 策定担当部門:CSR 部(対策本部事務局)
    • 部長、課長、担当2名による4名体制
  • 初動の危機管理マニュアル策定からスタート(6ヶ月で初版完成)
  • 対応策は、安否確認システム導入、全従業員に簡易対応キット配布、IT BCP(サーババックアップ、サーバ冗長化、ネットワーク冗長化など)導入
  • 対策本部は、役員以外については、CSR 部が事務局兼社内/社外被災情報収集班、人事部が安否確認班、営業および事業部、物流管理部が事業継続対応班、広報が、情報発信班で構成
  • BCP は、バックアップ配送センターの設置を上申したが、経営陣の判断で断念
  • 同時に、感染症対応 BCP においても、初動危機管理マニュアルを策定
  • 訓練については、対策本部訓練を年に一回実施
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